11月28日、29日の二日間、豊森なりわい塾を開催しました。
今回は、以下の2本立てで実施しました。
- 28日〜29日午前 地域デザイン講座「地域コミュニティとは」
(28日@扶桑館 29日@エコット) - 29日午後 「豊森は(で)何をめざすのか」(@エコット)
【地域コミュニティとは】
豊森では、地域の中に入って暮らすことや、
田舎の地域とまちをつなげること、
地域の資源を活用して何かをやっていきたいという受講生が多くいます。
受講生が今後活動を始めるにあたって、地域と関わるときに知っておくべきと
考えられる地域コミュニティの構造や組織、昔と今の変化など、
地域で暮している方たちの生の声から学ばせていただきました。
訪問した地域は、これまで聞き書きや地元学をやらせていただいた以下の地域です。
- 足助:新盛町、漆畑町 の2箇所
- 下山:羽布町
- 小原:榑俣町
- 旭:日下部町
- 稲武:大野瀬町梨野集落
<28日>
28日は10:00より開始。はじめに、講師の駒宮さんから地域社会に関する
レクチャーが行われました。
地域の中にいかにたくさんの様々な組織があるということ、
それをしがらみと思う人とそうでない人がいること、
地域コミュニティの役割がかつてより薄れているということなど、
まちの中で暮らしていては分からないような現状を学びました。
13:00からは、6つの班に分かれてフィールドワークに出かけました。
そこに住んでいる人に、地域の組織について、どのような構造になっていて
どういう人がトップを務めているのかなど、また、
今と昔で地域がどのように変化してきたのかなど、お話を伺いました。
1時間ほどお話を伺うつもりが、どの班も2時間近く話し込んでいました。
やはり、地域の方の生の声というのは、普段聞く機会がないので、
ついついいろんなことを聞きたくなってしまうのです。
15:30頃にはそれぞれフィールドから引き揚げ、聞いてきた話を
次の日の発表のためにまとめる作業をしました。
あまりにも組織がたくさんありすぎて、地域の構造を全体的に把握し、
模造紙に書き込むだけで大変なこと・・・。
また、地域の方たちの本音の部分をどう発表していくか・・・。
悩みはつきないようでしたが、短い時間の中で班内で話し合い、
まとめていきました。
<29日>
9:30より開始。29日はエコットです。
まず各班がヒアリングに行った地域コミュニティについて5分づつ
発表しました。
(5分はちょっと短すぎて、急ぎ足になってしまいました・・・)
地域によってコミュニティの在り方が様々であることがよく分かりました。
また、従来の組織が機能しているところもあれば、形骸化しているところも。
さらに、地域づくりを推し進めている地域会議の話が出た班もあるなど、
違う班の発表を聞き、互いに学ぶところがあったようです。
この発表を受けて、10:30から、班ごとで地域コミュニティについて
考え、そして話し合いをする時間が設けられました。
話し合うお題として
・地域コミュニティを自分のこととして捉える
・地域コミュニティの課題と可能性
というのがあり、それぞれのヒアリングから、または
自分自身の住む地域での経験をもとに、地域コミュニティを
身に引きつけて考えることができたようです。
11:30からは、まとめのレクチャーとして駒宮さんと澁澤さんから
お話がありました。
農山村の中で生まれ、育ち、自給的に生きていく、という時代から、
地域外で平日は働き、お金を得、地域とは関係なく家庭単位で生活する
という今の時代への変遷。
そのなかで失われてきた結の精神や地域コミュニティという単位。
こうしたことを踏まえつつ、今後どのように地域のなかで暮らしを
立てていき、コミュニティはどのような機能を持つべきなのか。
また、自分はそのなかでいかに役割を果たしていくのか・・・。
まだどこにも答えはないから、それを創っていかなければなら
ないこと。
簡単に見つかる答えではないかもしれませんが、これからの活動、
暮らし方に大きく関わってくることなので、深く考えさせられる
きっかけとなりました。
【豊森は(で)何をめざすのか】
午後からは、みなで自由に話をする、という時間を設けました。
これまで講座の中では、学ぶ内容が多く、一人一人の思いや、
豊森に参加した背景などを全員で共有する機会が
あまりありませんでした。
そこで、午後の時間は自由に使い、やりたいと思っていることや
豊森に参加して考え方などが変化したのか、将来へ向けての
不安や希望など、とにかく本音をぶつけてもらう、ということで
始めました。
受講生も、スタッフもみな立場関係なく
個人の思いを語ってもらうということで
壁のない、正直な気持ちを打ち明ける貴重な場となりました。
すでにこんなことをやりたい、と取りかかっている人もいれば
自分の家族を説得するのが大変だ、という悩みを抱えた人も。
会社をすぐにでも辞めてやりたいことに専念したい、という声には
賛否ありました。
しかし、いずれにしても、こうして本気で自分の将来について
語り合える場というのはなかなかないものです。
しかも、これまで何度も講座を一緒にしてきて、方向性も
共有できている仲間とともに・・・。
そういう意味では、今後、具体的な活動をみなで進めていくにあたって
通過しなければならない一か点だったんだろうなという話もありました。
こうした機会を今後も設定し、これから少しずつでも受講生のみなさまに
中心になってもらって、充実したプロジェクトを創り上げていきたいです。



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