4月17日・18日、第12回豊森なりわい塾を開催しました。
今日からいよいよ豊森も2年度目に突入。受講生の皆さんは、「豊森2年生」ということですね。
今回は、当初はプロジェクトの年間活動計画を立てようという予定でしたが、まだグループ分け・プロジェクト分けにしっくりきていない人もいるということで、急遽予定を変更しました。初日朝~2日目午後までは、グループ分け・プロジェクト分けの見直しを行い、2日目午後からプロジェクトごとの活動を行いました。
◆初日(4月17日)
この日はまず、事務局が「グループ分け・プロジェクト分け」についてどのように考えているかを、率直に受講生にぶつけてみようということで、車座になって「公開事務局会議」を行いました。事務局のメンバーが車座の一番内側の円に座り、そのまわりを受講生が取り囲むという形です。
前半では、グループ分け・プロジェクト分けについて、事務局がどのように考えているかを、受講生の皆さんにお伝えしました。大まかに言うと以下のような投げかけをしました。
- 3月のグループ分け・プロジェクト分けは、急激に2日間で決めたため、受講生自身が納得しながら進めることができず、焦って結論を出すような形になってしまったのではないか?
- 「個人のやりたいこと」と、「プロジェクトでやりたいこと」の位置づけが、皆、はっきりしていないのではないか?
- プロジェクトの社会性の問題:「ただ稼げばいい」「地域の人たちとは無関係に進めればいい」という<20世紀的価値観>へずれてしまう場合があるのではないか?
- プロジェクトの現場の問題:現場となる地域が存在しないプロジェクトでは、話が抽象的・理念的なものになってしまいがちで、宙に浮いたような話になりがちなのではないか?
その後、1つ1つのプロジェクトを取り上げて、事務局より突っ込みを入れていきました。受講生も突っ込みの中に入ってきて、各プロジェクトともに、喧々諤々の議論になりました。
- このプロジェクトは、現場が二つあるけど、別々の場所でやるつもりなの?別れたほうがいいんじゃないの?
- プロジェクトのメンバー同士は、お互いのやりたいことをすり合わせることができていないんじゃないのか?
- ただ稼ぐだけが目的だったら、豊森でやる必要はない。豊森は個人の起業を支援する場ではない。暮らし・仕事(=地域貢献)・稼ぎ(=事業)がそろっていないとダメ。
- このプロジェクト、地域に住んでいないのに、やる意味があるの?コーディネーターとして必要とされるにはどうしたらいいの?
- このプロジェクトは、メンバー同士が違う現場でやろうとしている。それを1つの現場にするつもりがあるのか?それとも、個別にやろうとしているのか?
受講生からは、突っ込まれたことに対して、自ら考え直す人もいれば、逆に自分の意志をより一層固めた人もいたようです。以下のような意見が飛び出しました。
- 現場が違えど、目指すことは一緒なんだから、一緒にやっていきたい。
- このメンバーでやっていけるのかどうかは、実は不安に思っていた。
- 社会性をまったく考えていなかったということにはっとした。根本的に考え直したい。
- まずは地域と信頼関係をつくるところから始めていかないといけないと思った。
- そもそもプロジェクトに分けるのが20世紀的。無理やり合わせて1つにする必要はない。
この日の最後は、「個人のやりたいこと」と「プロジェクトでやりたいこと」が、どのように重なっているかを、各自が自分の中で考え直す時間をとりました。
◆2日目(4月18日)
初日の公開事務局会議で、大きく揺さぶりをかけられたプロジェクト分けですが、一晩明けてリフレッシュした頭で、ふたたび車座を行いました。
この日は、まず、初日夜に事務局で議論した内容を、受講生の皆さんにフィードバックしました。その後、「自分たちはこれでプロジェクトをスタートできる!」と納得できた人から、車座を抜けてプロジェクトワークに入ることができるという形をとりました。ただし、事務局から「社会性はどうなの?」という突っ込みを入れられることもあり、そこをクリアしないと、プロジェクトワークに入ることはできません。
「グループ1:森林資源の活用」を考えている10人は、すぐにプロジェクトをスタートできそうな人と、そうではない人が半々ぐらいでしたが、皆、「森林資源の活用」に取り組むということは納得できたようなので、グループごと、抜けて、グループ内での話し合いに移行することになりました。
「グループ2:自然資源を活用したコミュニティ・ビジネス」「グループ3:暮らし・コミュニティ・交流の場づくり」については、プロジェクト分けに納得してすぐにスタートできそうなプロジェクトは、3プロジェクト・5人でした。それ以外のプロジェクトの人については、車座の中に居残って、「どうしたいのか?」「どのようにすべきなのか?」を話し合いました。
お互いに意見交換をする中で、「豊森のプロジェクトとして、いったい何をやりたいのか?」が見えてきました。最終的には、午前中に、すべてのプロジェクトを立ち上げることができました!
午後は、プロジェクトごとに分かれて、それぞれの活動をどうしていこうか、頭をひねります。
「グループ1:森林資源の活用」のグループは、全員一緒に、木材の利用の流れがどのようになっているのかを考えました。その中で、自分がどの立ち位置にいるのかを確認しあいました。どこの現場でやるべきかということも考えました。長野・岐阜に現場を想定している二人はそのまま進めるとして、全員が取り組める森の候補を、いくつか出しました。近々、所有者の方にアポを取って、会いに行く予定です。
その後は、プロジェクトごとで、何を目指していくのか、議論は続きます。
「グループ2:暮らしグループ(仮称)」は、それぞれプロジェクトごとに分かれて活動しました。「現場を持つことが大切」ということで、足助方面へ、候補となっている現場を見に行くグループもありました。現場を見てから話をすることによって、具体的になってきたプロジェクトもあったようです。
※グループ2・3は合併して、「グループ2:暮らしグループ(仮称)ということになりました。
◆今後
今後の豊森は、5月・7月・9月は、共通講座として、全員が共通の項目を学ぶ形式で進めて行きます。
6月・8月・10月・11月は、グループワークとして、それぞれのグループ・プロジェクトを進めていくことになります。
各プロジェクトが、これからどのように進展していくのか、楽しみですね!



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