5月15日・16日、第13回豊森なりわい塾を開催しました。
開講式が昨年の5月17日でしたので、スタッフ・受講生が初めて顔を合わせてからちょうど1年になります。
今回はフォレスタヒルズ・トヨタの森にて、共通講座「エネルギー総合講座」と、プロジェクトごとの活動を実施しました。共通講座は今回が初めてです。全員が共通の内容を学ぶもので、グループ・プロジェクトの活動を始める前の、初年度のカリキュラムに近いものです。
◆初日(15日)
【エネルギー総合講座】
まず講師の名古屋大学大学院:高野雅夫先生から、エネルギーについて考える上での基礎知識についてのレクチャーを伺いました。エネルギー保存の法則(エネルギーの総量はかわらない)、熱力学の第二法則(エネルギーの形を変えるとき発熱はさけられない)、といった法則をもとに、自動車やランプ、水力発電、人間など、ハイブリッドカーなど、身の回りの物事がどうなっているか、難しい知識がなくても分かりやすくお話しくださいました。
午後からは、講師の駒宮博男さんを交えて、太陽光、風力、水力、バイオマスなどの新エネルギーの可能性について、経済面、エネルギー収支面の観点からお話しいただきました。
また、高野先生からは地域内でのエネルギー自給モデルづくりとして、豊田市新盛町の「里山耕」での取り組みについて、駒宮さんからはカナダのロベール・ベリオー氏のテキスト「ピークオイルと人類の運命」についてご紹介いただきました。
受講生からはさまざまな質問・疑問が出て、とてもいい議論ができました。3月、4月とプロジェクト活動のワークが中心だったので久しぶりの座学でしたが、今後の暮らしを考える上でとても実り多い一日だったようです。
◆二日目(16日)
二日目はまず、豊田市経営政策本部長の太田稔彦さんより、豊田市の環境モデル都市構想について、またNPOと行政の共働(協働)・関係づくりについてお話を伺いました。
行政から見たパートナーとしてのNPO・市民活動に対して求めるものとして、「志と熱意としたたかさ」、「自分・行政・社会」に対する3とく(得・徳・特徴)など、興味深い話を伺いました。
続いて駒宮さんから、家族ができないことをコミュニティーが、コミュニティーができないことを行政がやる、という「補完性の原則」についてお話を伺いました。行政任せではなく、地域の課題を地域住民が自分たちで解決しようという動き(地域主体)をつくることができれば、今回のテーマであったエネルギーをはじめ、地域内での資源の自給・循環を目指して地域が動くようになるというお話でした。
地域主体形成とエネルギー自給の例として、岐阜県郡上市石徹白での取り組みについてご説明いただきました。
【グループワーク】
午後は、一つ一つのプロジェクトについて、この1ヶ月の進捗状況や課題をメンバーが報告しました。
- メンバーそれぞれ現場が違うので、共通の現場探しをしてみたけど、なかなか決まらない
- メンバーの意識合わせができた
- 本当にこのプロジェクトをやるのかを考えた結果、考え直すことにした
- 現場を見つけて活動を始めたけど、地域とどうしたら信頼関係をつくれるかが次の課題
- 仕事が忙しくて進捗していない。現場を決めたい、見学に行きたい場所もある
- しばらく休んでいたので、どのプロジェクトに参加すべきか迷っている
全体共有のあと、各プロジェクトに分かれて活動しました。今回は時間が短かったため外に出かけたプロジェクトはほとんどありませんでしたが、今後の活動をどのようにしたらよいか、直前の課題をどう解決すればよいかなど、各自活発な議論ができたようです。
次回の講座までの約1カ月半の間にどのような進展があるのか、とても楽しみです。



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