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講座レポート

第14回 豊森なりわい塾を開催しました。

投稿者 : 豊森事務局

2010.06.28
 

6月26・27日に、第14回豊森なりわい塾を開催しました。


今回は、グループ及びプロジェクトに分かれて行う自主活動に丸一日(26日)、二日目(27日)午前は、「豊森的起業・多業論 前編」として講座を行いました。


また、27日の午後には、グループ・プロジェクトでのそれぞれの活動内容を共有する時間をとりました。



◆1日目(26日)


今年4月から2年目の「実践編」に突入した豊森なりわい塾ですが、受講生がいくつかのグループ/プロジェクトに分かれて様々な活動を独自に進めています。


今回の講座の一日目は、こうした自主活動をプロジェクトごとに行いました。


実際に活動場所となるフィールドへ出かけて地元の方と交流を深めたり、今後の方向性についてとことん話し合ったり、またはプロジェクトの一環として行っている畑作業を行ったりと、それぞれ充実した時間を過ごしました。



◆2日目(27日)午前

豊森では、従来の働き方ではない新しい生き方・仕事を模索してきました。これから自分がどう生き、どう働き、どう暮らしていくのか、ということを考えるきっかけになればと、今回は「豊森的起業・多業論 前編」として、2人の、自らの人生を自らの手で切り拓いてきた方のお話しを伺いました。(2人とも豊森実行委員会のメンバーです)



萩原喜之:中部リサイクル運動市民の会
・リサイクルという単語が一般名詞として広まっていなかった時代に、中部リサイクル運動市民の会を立ち上げた
・食える市民運動を目指した。モデルにしたのは、関西リサイクル運動市民の会。20代から30代の人がやっていた。天井に張ってあった言葉。「財政の独立なしにしては、自由な行動と思想はない」という言葉。
・やりたいことをやるというところから入った。好きだからできる。前のめりになれることが事業にとっても絶対的に必要。それは自分の中から迸るものでないと無理。
・それは常に当事者である。前は「みんな」という言い方をしてきたが、今は「僕」。「僕はこう思う」と言っている。
・56歳にして、自分の考えがかたまってきたという認識があった。豊森があって、自分自身が触発された。まだ自分自身は成長すると感じている。まさにこの年でも、成長しているし、学んでいる。



澁澤寿一:樹木・環境ネットワーク
・宮本常一さんという民俗学者の息子さんに誘われて、南米、マングローブの植林に行って、樹木・環境ネットワークという団体に入ることになり、聞き書きを行った。
・NPOを経営することを考えたら、稼ぎ・暮らし・仕事の関係。このバランスを1:1:1でとるように経営しようと始めた。
・人生の転機の一つ。あるマタギの集落でのこと。ダムに沈んだ集落に関してシンポジウムを行った。あるおばあさんが「子供が亡くなると、家の玄関先に埋めていた。ダムに沈んでしまうけど、それは誰も明かしていない」と言った。「子供がかわいそうだから、家族の声の聞こえるところに埋める」という。子供が多すぎて間引きという意味もあったかもしれない。しかしそれも含めて愛・許す・感謝という感情がある。そういう価値観も認めていきたい。地域で生きてきた人にやさしくなりたいと思った。
・今の社会の当たり前だと思っている価値観であたりまえだと思っているのが、明日の価値観じゃない。自分自身に問いかける。やはり、自然の中で稼ぐ、暮らしていく、ベースはなんなのかを問いかけることだけは忘れてほしくない。人が教えてくれるものではない。自分の中の答えをしっかり見つめていく。自分の答えは必ずある。



何かをこれからやっていこうとするとき、自分の力で創りだしていこうとするとき、こうした"先輩"の実体験からのお話は励みになるのではないかと思います。
受講生からは、「自分を信じること、感情から発せられるものを大事にするということも大切」などの感想が述べられました。


「豊森的起業・多業論 後編」は7月の講座で行います。



◆2日目(27日)午後


グループ/プロジェクトで進めている活動に関して簡単に発表・会場からのフィードバックをもらう時間に充てました。


それぞれ1ヶ月間にどのようなことを行ったかを発表し合い、質疑応答などを行いました。


月一度の豊森なりわい塾以外にも、プロジェクトごとに集まって活動を行っているので、こうした時間外活動に関する共有も積極的に行っていく予定です。その中から今後、連携し、相乗効果を狙えるプロジェクトがあるとよいなと考えています。



以上、内容の濃い2日間でした。実践編として、現場で様々な学びを得てもらい、仲間と共有し、励まし合えるような環境づくりができるとよいなと思います。


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